今月、飼うならカルパちゃん!(クリスティン・フィーハン著『愛がきこえる夜』)

皆さんお久しぶりです。ゾン子です。
寒いですね、最近。こう寒いと、つい手足がなくなっちゃいますよねェ。(ため息)
んで、このあいだからモフモフしたものとかほしいなって思ってたら、異端ですヨ!モフモフがッ!

ほら、こっちにおいで、屍民の皆さんにご挨拶なさい。
…ッテッテケテッテッテ

ワワワンワンワンワン!(訳:皆さんコンニチワン)∪・ω・∪
驚かれましたか皆さん? こちら、ゾン子の犬。カルパちゃんです。かわいいでしょう? よーしよしよし。いい子だなあ。ギャッ、やめなさい・・・コラっ・・・噛みついちゃだめでしょう! ガツガツ…ガツガツ…ガツガツ…ガツガツ…ガツガツ…ムガッ 

それはゾン子の腕! あ! ちょ……ま……
「ワフー♪」(ゾン子の腕をもぎ取って元気に走り去るカルパちゃん)
「コラ! こん畜生め!カルパ野郎ッ! 腕を返しやがれー!!!」(ゾン子血まみれ)

ハッ。失礼いたしました。とんだところをお見せしてしまいました。ゾン子は大丈夫です、こんなこともあろうかとスペアの腕はいつも用意してますから。こんな獰猛な勢いのあるカルパちゃん。是非皆さんにご紹介したいと思って。獣っていいものですよねえ――ロマンスにおいてはケモノではなくケダモノと言いますけれど。

そうです、今月ご紹介する震撼はケダモノ系パラノーマル・ロマンス。
あのカルパチアン・シリーズ第2作、クリスティン・フィーハン著『愛がきこえる夜』(二見文庫11/22刊。でも書店さんによっては今日あたり既に置いてある可能性大)!
前作に引きつづき、闇に生きる吸血一族カルパチアンが大活躍する物語。とはいっても独立した話ですから2作目から読まれても、1作目のヒロインが苦手っていう場合にも、お勧め。そういえば、ロマンス小説ですが、「男が読んでも面白い」(営業I屍・談)ので、新規開拓のかたも大歓迎ですッ。

愛がきこえる夜 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

愛がきこえる夜 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

今回のヒーローは悪い人間どもに囚われて拷問され、地下牢に監禁されて、発狂寸前の悲劇のカルパチアンです。やっぱ人間て怖い……とゾン子は勝手にブルブル震えてましたが、そこへ運命の伴侶、ライフメイトであるヒロインが助けにやってくるのです。不気味不思議な声に導かれて…。しかも今回のヒロインはなんていうのでしょう、お医者さんだってこともあるんでしょうか、とっても献身的…いや、犬身かな。ヒロイン自身、驚くべき出生の秘密を抱えているんですが……それが……もう…………(*´д`*)ハアハア。―――続きは本文で。

ところで皆さん、帯っていつもご覧になりますか? ゾン子も日々エッチらオッチら考えてるんですけれど、今回はイロイロとくに悩みました。以下、ご注目。

そしてもうひとつ。(違いを探してみよう!)

なぜ、「1」がこんなにも大きいのかッ。
「1」を英語で言ってみてください。ええ、「ワン」ですね。ワン…ワンワン…あ、カルパちゃん!? 
もうお分かりですね、獣系の物語を連想させる試みだったのです。(違

それはさておき、アメリカ本国ではすごい人気というのは本当であります。なんたって来年3月には1作目を100ページ増補版を出しちゃうってんだから、もうナンバー・ワンワンでしょう。

そうそう、上の画像は二種類の帯がありましたネ。さてどっちが本物か。それはゼヒお手にとってお確かめください。カルパちゃん、必犬(ルビ・ひっけん)です。皆さんも試しに一度飼ってみてはいかがでしょうか。カルパちゃんをどうぞヨロシクー☆


ゾン子feat.カルパちゃん∪・ω・∪より






注・カルパちゃんは犬のようですが、カルパチアンは犬ではなく、狼やら霧やらに変身できちゃう能力を持った吸血一族です。また、もっとカルパちゃんがほしいという方は一作目『愛をささやく夜明け (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション フ 13-1 闇の一族カルパチアン1)』をお飼い求めくださいませ。